築山とガーデニングのハーモニー



ここでご紹介する「築山とハーモニーを奏でるガーデニング」は、横浜・洋光台のTOMIOKIさんのお宅です。
色物の花が出そろうには少し早いようですがページを作りましたのでご覧下さい(取材-99.04.10)。



陶芸家でありハンギングマスターのMrs.Tomiokiの世界をご覧下さい。


塀を彩るハンギング

道路より1.2m程高い宅地に取り付けられたスチールフェンスを覆うように紅カナメモチ(レッドロビン)の生け垣があります。道路との間詰めには大型のコンテナを置き、コニファーとアイビー、白妙菊をベースに季節の花々を咲かせます。この時期はパンジー・ビオラ、チューリップ、ベロニカ、アネモネブランダなどの色物を添え、上段のフェンスには数多くのハンギングで外柵を構成しています。
ハンギングは定置に固定したまま球根を埋め込み次々と花を咲かせます。花は紫、白、をベーシックに赤、黄、ピンクをアクセントカラーとした配色がされています。





自然の素材(カズラ)を生かしたモニュメント。門柱の裏に掛けられた手作りの花瓶が、さり気なく人を迎え入れてくれます。花瓶の花は、手入れの途中で折れてしまったものを生けてありました。




お庭に入ってみましょう。

あどけない表情のワン君達のお迎えです。


主役は庭木に下げたハンギング。



全体の構成は日本庭園の築山をアレンジしたガーデニングスタイルと見受けられます。庭木と置き石の周りを玉龍のグランドカバー材とし、紫を基調としたパンジー、スカビオサ(西洋マツムシ草)、ムスカリ、ハラン、水仙などで彩られています。
奥の礎石の上に角柱型の焼き物(Mrs.Tomioki作)が、石灯籠の代わりです。
20年前に庭の一角に別棟を建築。その時に庭の原形を造られたとの事ですが、梅、ヤマモモ、ヤナギヒバ、キンモクセイなどの庭木を引き立て、それを取り囲むように洋風の花々が咲き乱れ、程良いハーモニーを奏でていました。
数々のハンギングコンテストで著名なMrs.Tomiokiの世界。それは日本庭園の延長線上で独自のガーデニングを築いていらっしゃるようでした。

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