蕎麦打ち奮戦記


◆いよいよ三段位に挑戦(2007年11月4日)

昨年過ごした四年目の蕎麦打ちは己が求める蕎麦に迷いを感じた時期でした。
蕎麦に関することは一通り経験し、上を求めたらキリがなくこのまま突き進んでいいものか。何を求めているのか迷いを生じ模索の期間と言えば聞こえは良いが現実は漠然と過ごしたような気がします。
立ち止まってはいけない、目標を持たねばと考え素人そば打ち三段位に挑戦してみることに、、、、、、、 が、自分の技量ではかなりハードルは高くじっくり取り組み来年の受験も考慮に入れながら模索が続きました。
今年の三段位認定のチャンスは夏の北海道・幌加内大会、10月の長野県松本大会、11月の栃木県日光大会があります。
応募の期限がそれぞれに決められています。各大会の応募締めきりギリギリまでチャンスを伺いますが技術的に無理があり、とうとう今年最後のチャンス日光大会の応募期限の日が来ました。応募してみないことには先に進みません。
9月末、応募の結果が届き受験出来るようになりました。
認定大会まで一月余り。
これまでの技術にそれなりの受験対策をプラスすればどうにかなると考え時間を作っては蕎麦打ちの練習です。
規定は1.5kのそば粉を40分で打ち上げねばなりません。
蕎麦を打ち準備から後片付けまで入れると練習では5分程オーバーします。先ずは無駄な作業を省き時間内に終了することに重点を置き、各行程の時間配分を決めました。
大会まで残すところ二週間です。
何とか時間内に全ての作業を終えるようになりましたがこれではまだまだ合格の確信は持てません。
出張そば打ちでのデモ打ちを主催者がビデオに収録した物を夏に頂きましたので自分の無駄やむらのある動作を徹底的に探しました。
水回しの手のスピード、手伸しの動きと麺体の回転数、本伸しの手順や麺棒の角度、切りでの切りくずの量など上げたらキリないほど出てきます。全てを改善するには到底時間が足りません。見苦しいところを無くし無理のない動作を心がけ気持ちにゆとりを持つことにします。特に注意し改善したところは麺棒の扱いと切りくずを極力少なくするところでした。もう一つ肝腎なところは時間的な制約を気にせず基本を忠実に打つことに専念しました。これで駄目なら来年もチャンスがあると考えると気分的に楽になります。
目標とした各行程での動作がそれなりに納得出来るようになったのは大会まで残すところ4日前。課題はまだまだありますが後は運を天に任すほかありません。


前回、前々回と同様に時間的余裕を考え大会の前日に会場近くに宿を取りいよいよ大会当日となりました。
受験者は昨年度の合格率が半数を切っており再度のチャレンジ組みの人が沢山いました。その方々の話を聞いたり蕎麦に関わる話題で出番を待ちます。一組10名が同時に審査を受けますが私は三組目で午後の部です。審査待ちの雰囲気は初段位、二段位の時と違い皆さん落ち着いた雰囲気でベテラン揃いです。
会場は日光そば祭りを開催している公園内で特設のテントです。床となるコンクリートの上に10台の伸し台セットが並べられ観客席は雛壇状になってます。

会場の様子から乾燥状態には気をつけなければなりませんが気温的には少々肌寒い感じで蕎麦を打つには丁度良い具合です。
普段とは違う大きさと形状の木鉢には戸惑いもありましたがスピードも良く加水の加減も順調に進みます。練習時これまでとは異なる方法で水量を準備し加水量の加減も変えてみました。水量をアバウトに準備し加水率に拘らず粉の状態を目と手の感触に頼り加減を決めるようにしました。
木鉢作業が順調に進むとその後の工程もスムースに進みスピードもアップします。時間を有効に使おうと本伸しの作業をいつもより丁重にしましたが細かいところに気を取られ過ぎの感があり次の切りではぎりぎりの時間となってしまいました。 

結果発表となり受験番号順に合否が分かります。昨年の合格率から推測すると自分の番号が呼ばれるまでは落ち着きません。
審査結果の詳細は採点表で分かりますが合格ラインぎりぎりの結果でした。
自宅に戻り復習のつもりで打ってみましたがまだまだ目標としたところが上手に出来てません。先を見たら気が遠くなりそうですが次のステップへの手がかりとなった認定大会だったと思います。、、、つづく










【参考】
全国麺類文化地域間交流推進協議会 (素人そば打ち段位認定大会
日光市/日光そばまつり



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