蕎麦打ち奮戦記


◆5年目の道具類

道具と器は技術が進歩し活動範囲が広がると比例して更に高度の物を求めたくなり種類も自ずから増えてきます。

・木曾ヒノキの伸し棒と米松の巻き棒
良い蕎麦を打つ道具の条件は均一な材質で歪みのない事です。その中でも最も蕎麦に触れその良し悪しを決めるのは麺棒です。愛着もあり一番使うのは自作の麺棒ですが最良の道具とは云えません。画像の麺棒は最も優れた条件を備えている物で蕎麦打ちの仲間が造ってくれた麺棒です。将来使うようになるのかどうかは分かりませんが手入れだけは欠かさず続け眺めているだけで惚れ惚れします。




・携帯麺棒置き

材質は紫檀で携帯に便利なように二枚重ねとし使用するときは右の画像のように麺棒の両サイドに据えます。安定感を増すために水より比重のある紫檀としました。実は桧で造った同じ形状の物は以前より使っていましたが三段位の受験用に材料費を奮発したのです。簡単な構造ですがとても硬い材質で加工は大変でした。


・木皿

そば寿司やお造り用の木皿です。黒い方は朴の板に合成漆塗り、板目の方は杉板のエゴマ仕上げです。板目の上に笹や木の葉を載せ使います。


・そば寿司の木型
敷居のような形状をしていますがこの溝に寿司蕎麦をいれ形を整えます。効率と置き場所を考え二本溝にしてます。白いアクリル板は型から取り出す補助用具に使います。







・すいのう(すくい笊)
小さい方が通常使用しているもので大きい方が最近求めた物です。大きな釜や鍋の中で泳いでいる蕎麦を一すくい出来ます。個人的な活動では滅多に利用することはありませんが今後のことを考慮して手に入れました。今年の暮れの出張そば会(50人)では活躍してくれるでしょう。






・玉子焼き
15cmの玉子焼き。木蓋は好み厚みと重さで自作しました。ステンレスの輪はかき揚げ天ぷらの型に使用します。、、、つづく









■おまけです。
木工用の工具を数種手に入れました。
その使い方を試そうと偶然に出会った「ゴム銃のオッグクラフト」さんの作品の中から作家のご了解を得てコピーさせていただきました。
昔懐かしい割り箸ゴム鉄砲の進化型で連発式です。三品の真ん中はオリジナルに造ってみましたがオッグクラフトさんの作品と比べるとその不細工さが分かります。初めて挑戦したと云うことで載せてみました。下の画像はその分解写真です。蕎麦の世界とは全く異なりますが道具造りの観点から勉強させて頂きました。






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