特集 「棲み家」



  INDEX


 ・棲み家づくりの考え方

 ・地下に玄関を構えた棲み家
 ・二度の災難に遭遇した棲み家    
   添付資料:1FPLAN

 ・トイレを南に置いた棲み家

 ・匠の技を見せてくれた棲み家

   添付資料:1FPLAN
 ・
棲み家「東山」
   添付資料:空の架け橋 / 移転改築時の間取り図 / 改修・改築時の間取り図 / 改修・改築前後の写真集
 ・棲み家遍歴

   生活遊空間の棲み家
   街と棲み家
   「庭」と「棲み家」と「街」 / 2001Cristmas / 2001秋・カズラのオブジェ / 2001正月飾り / Xmas disply

  その後の「東山」
   添付資料:平面原図/舎宅青焼き図他

Renewal up date 2003.12.29  copyright(c) Yesterday Home All rights reserved     .




棲み家づくりの考え方

 誰しも住まいづくりの拠り所にする源があるように不肖筆者も過去に於ける数々の住まい体験を通して棲み家づくりを手掛けてきました。業務としてまたある時はプライベートとしてかなりの期間住まい造りに関わってきました。ここでは個人的に自己研鑽と研究を兼ねて取り組んだ建築事例をご紹介致します。

棲み家は社会生活の源であり、何時の世も安全且つ快適性が求められ、その形は地域の自然や社会環境を如実に写しだし、時代をも語ってくれます。快適性とは室内環境や人と人の関係、そしてそれらから受ける心理的要因も影響します。人と人の関係は相対する人によっても受け止め方が異なり、それは家族であったり客人であったりします。棲み家は客人にとっても快適な空間が望まれ、快適さの要素はかなりの部分が間合いによって決定されます。間合いとは人と人、又は人と物の距離・時間・方位であり武道の世界でも間合いと云う言葉を使いますが闘う相手や周りの障害物までの距離・時間・方位を指します。距離・時間・方位を包括するのが空間です。棲み家造りに於いての間合いは間取りとなります。正に人間にとって安全で快適な空間造りが棲み家に求められることになります。間取りや空間デザインの計画・設計を進めるとき、それらは建て主、設計者共に過去に於ける空間体験や生活経験がその形に大きく影響される場合が多くあります。当たり前の話だが同じ棲み家であっても子供の頃と成人では快適さの受け止め方は異なり、時代の変化や社会環境によっても変化してきます。
人間が最初に経験する空間は母親の胎内であり、生前の赤子にとって最も安全で快適な空間と云えます。更に母親の身体は大きな空間となり、全身でその快適さ感じているに違いないでしょう。胎内での体験が生後の人生に影響すると云われますが同じように棲み家での体験もその後の人生、特に感受性において大きく影響するように思われます。


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