玄 海 灘 の 島 々


現在は就航してない離島空路(五島)の福岡〜小値賀便。昭和65年〜平成16年にかけて東京からの乗り継ぎ便として何度か利用させていただきました。僅か50分の飛行でしたが想い出の深い地域の上空を飛びます。天候に左右されやすい有視界飛行の小さな機体は高度1,000ftを飛び、島々の美しい自然と恵みを写しだし、異なる地形や集落の様子はそこでの生活の様相さえ想像され眩く写ります。

起伏に富んだ大地と美しいリアス式海岸を持つ西九州の沿岸部は玄界灘に面する糸島半島から東松浦半島、北松浦半島、平戸島へと連なり、小さな島々が点在します。玄界灘は東シナ海へと西へ広がり紺碧の海原には五島列島の島々が浮かんでいます。
福岡空港を飛び立った双発のアイランダー機は福岡市街地〜福岡ドーム(ももち地区)の上空を通過し一旦海上へで糸島半島にさしかかると西へ旋回し小値賀空港へと一直線で飛行します。

(参考)
日本全土は6,852の島で構成されており、北海道、本州、四国、九州、沖縄本島を除く6,847島が離島です。
このうち本土と橋で繋がれてない有人離島が260島、その中で長崎県が一番多く55島(愛媛県32島、山口県21島、鹿児島県19島)、55島のうち平戸諸島と呼ばれる有人離島が18島(五島列島18島、対馬6島、壱岐6島)、小値賀町に7島の有人離島があります。(出典:国土交通省離島振興課2006年3月調)
平成12年の国勢調査による全国の離島人口は260島で472,312人、長崎県は171,885人(55島)そのうち平戸諸島18島に14,824人、その内訳は佐世保市4島-5,049人、平戸市3島-2,807人、松浦市4島-3,303人、小値賀町7島-3,665人となっている。


玄界灘の島々(フェリー航路にて)
 福江〜博多間を就航しているフェリー「太古」の小値賀〜博多間は飛行機と似たような航路です。島々をフェリーから撮影した画像を掲載してますのでご覧下さい。


画像をクリックすると640×480ピクセルの写真が開きます。
( ここでご紹介する画像は平成13年〜15年にかけて撮影したものです)


01 玄界島
■玄界島
福岡湾の出口、玄界灘に面し福岡市西区に属する島。
面積1.14km2。周囲4.4km。形状は北西から南東に向かう短楕円形。最高地点は遠見山 (218m)。糸島半島との間の海峡は幅2.6km、音無瀬戸と呼ばれてます。約700人の島民が主に漁業に従事しブリなどの一本釣り、サザエ漁が盛ん。
福岡県西方沖地震(2005年3月20日)により大きな被害を受け、2007年1月現在も住民の多くは仮設住宅に居住しており、もとの集落があった斜面では宅地の造成工事が行われています。

■福岡市内上空
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09 姫島
■姫島
福岡県糸島郡志摩町に属し面積0.75平方km。世帯数約50戸、人口約200人、ツバキの原生林のある島。
勤王の志士達をかくまった罪で島流しにな った野村望東尼(のむらもとに)のかっての牢獄が今はお堂として残っている。

10 神集島

11 神集島
■神集島(かしわじま)
佐賀県唐津市の北西部沖合約1kmに位置する周囲7kmほどの平らな島。別名軍艦島とも呼ばれている。人口約600人。
厳かな島名は、古代"神功(じんぐう)皇后”が朝鮮の新羅(しらぎ)に出兵した時に神々を集めたことに由来するらしい。

12 加部島・呼子

13 呼子
加部島・呼子
佐賀県東松浦郡呼子町に属し、面積2.72km2、周囲8km、人口約700人。平成元年に全長728mの呼子大橋が完成し、本土の呼子と結ばれる。
朝鮮の新羅出兵にまつわる悲恋物語、佐用姫伝説がある。田島神社。
■値賀崎
14 値賀崎
■鷹島
伊万里湾に浮かぶ、元寇の歴史と玄海国定公園に指定されている美しい自然のある島、東西約5キロ、南北約13キロ。
長崎県松浦市に属し、面積17.11km2、世帯数約1040世帯、人口約2900人(2000年) 700有余年前、文永11年(1274)、元軍が鷹島に上陸。7年後の弘安4年(1281)、再度来襲した元軍は博多で撃退され、鷹島沖に集結し大陸からの援軍と合流して体制を立て直そうとした時に世にいう「神風」(大暴風雨)で艦船の大部分が鷹島周辺で沈没してしまった。
この小島の鷹島を四千四百隻の船が取り巻いていたといいますから想像するだけで怖くなります。
島の北端、遠矢の原には大型レジャー施設「モンゴル村」があり、ゲル(遊牧民の移動用住居)での体験学習などが出来ます。

15 鷹島

16 鷹島

17 モンゴル村

18 黒島
■黒島
鷹島に属する小島で、世帯数50、人口90人余り、昔は石島と呼ばれて有名な墓石材の産出地でした。島の面積は0.76km2で自然環境がよく保存されており、風光明媚な島の姿を今に残しています。


19 飛島・小飛島
■飛島
松浦市今福港の北方約5kmに位置する島。 面積は0.5km2、海岸延長5.9kmで、元寇襲来の場となりました。
かって日本一小さな、炭鉱があった有人島。 島の中心に標高80mの2つの山。西の端に飛び出た標高50mのはげ山。この不自然な山は昭和25年操業、昭和44年2月に閉山した炭鉱が積み上げたボタ山の残骸です。
最盛期にはこの小さな島に2000人を超える人が住んでいましたが現在は小さな漁村がひっそりと佇んでおります。

20 青島
■青島
長崎県松浦市星鹿町に属し、世帯数91,人口332人(平成15年3月末)面積0.9km2、周囲6qの島で、元寇襲来の場となりました。

21 星鹿港と城山

22 城山〜御厨〜松浦

23 大崎〜御厨港

24 黒島〜松浦

■平戸島
平戸は、九州本土の最西端、西海国立公園の中に位置し、北に玄海灘、南に九十九島を望み、川内峠を代表するように風光明媚で、全域の約24%にあたる41km2が西海国立公園に指定されています。
平戸は、歴史の教科書にも出てくるように、古き時代から海外貿易、文化交流の拠点として栄え、豊かな自然に恵まれた素晴らしい歴史資源・史跡・文化財等が豊富に存在しする異国情緒豊かな城下町です。

25 平戸島

26 平戸島

27 平戸島

28 平戸大橋

29 平戸大橋

30 古江湾

31 古江湾沿岸

32 千里が浜

33 川内峠

34 中野〜川内港

35 白岳〜田助

36 白岳〜薄香湾

37 平戸島南部
■平戸島南部
左の画像は長崎〜小値賀便にて撮影したものです。



38 大島
■的山大島(あづちおおしま)
平戸島からフェリーで35分の距離に位置し平戸市に属します。
北は壱岐・対馬を望み南は平戸島・九州本土と相対しています。海岸線の延長は約38kmで、面積は約15km2で島の形は北海道を縮小したような形をしています。
大島港は古来から海上交通の要所として開け、大陸へ渡る船団などがしばしば寄港した。室町時代には遣明使船も寄港している。
当時、この島を支配していた豪族、大島氏は幕府の命を受けて、異国船の警固にあたる一方、自らの大陸貿易の根拠地としていた。
港の一角には、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、派兵軍が船用水として利用するための水をくみ上げたという朝鮮井戸があり、江戸時代には、捕鯨業が盛んに行われた。



39 度島

40 度島
■度島
平戸島最北端から最短距離で沖合2.3kmに位置する島。旧石器・弥生時代の遺跡が出土しており、古墳もあります。昔から伝わる盆行事「盆ごうれい」は、大名行列形式で島内を挙げての行事であり、県の文化財に指定されています。



■生月島
平戸島と960mの生月大橋で結ばれ、さらに平戸大橋によって九州本土と結ばれています。
島の西側は西海国立公園に指定され、玄界灘を望む断崖群など景勝地に恵まれ 歴史的に日本一の鯨組の基地として、また唯一隠れキリシタン文化を継承していることでも有名です。
島の回りには大型定置網が数ヶ所あり、一本釣りや特産品のアゴ漁など沿岸漁業が盛んです。

41 平戸島〜生月大橋

42 生月大橋

43 生月大橋

44 館浦

45 舘浦

46 長瀬崎

47 大バエ断崖

48 壱部浦

49 鞍馬鼻


■宇久島
宇久島は五島列島の最北端、平戸島の西方に位置し、佐世保から約60kmの海上にあります。気候は年間を通じて温暖であり、五島文化の発祥の地として知られています。また、島の大半が西海国立公園に指定されている自然豊かなところです。
宇久町には文治3年(1187年)平家盛が海士に助けられ、宇久島に上陸したとの伝説があり町では「平家の里」として平成2年から平家祭りを開き、武者行列などの平安絵巻は町内外からの見物客で毎年、にぎわいを見せています。

50 宇久島

51 平港

52 平港


小値賀島
小値賀町は、大小17の島と2つの岩礁からなっている。
小値賀は古代、値嘉島(ちかしま)と呼ばれていた五島列島の呼称を唯一継承する島です。
海底火山の噴火によってできた島で、いたるところに火山弾や噴火口の跡が見られる「火山の博物館」のような島であります。
古くは遣唐使のゆかりの地としても知られ、島内のほとんどが、キャンプ、磯遊び、海水浴、釣りの好適地で、島全体が西海国立公園に指定された自然に恵まれた島です。

53 小値賀島

54 小値賀空港

55 前方筒井浦

56 小値賀空港

57 殿崎

58 赤ダキ・赤浜

59 納島上空より

60 番岳上空より

61 番岳上空より

62 大浦

63 笛吹港

64 小値賀空港

65 本城岳

66 柳港


■野崎島
小値賀島の東に位置し、島全体が急斜面で自然林に覆われ、イスノキやスダジイ等の原生林が残されています。チョウをはじめ、鳥、昆虫、植物の種類も豊富です。
西海国立公園にも指定され、野生の九州鹿が約500頭生息しています。
この島の恵まれた自然環境を活用した「ながさき島の自然学校」の拠点地となっており、離島としては唯一、国際音楽際が開催されている島です。
また旧野首天主堂は2007年1月「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産暫定リストに掲載されました。

67 六島・野崎島・上五島

68 六島・野崎島・上五島

69 野崎島

70 野崎島

71 野崎島

72 野崎島

73 野崎島


74 六島

75 六島
■六島
小値賀島の北東に位置し、早い潮流に囲まれ、船の出入りが困難だったことなどから、徹底した時間厳守の島として知られています。
良好な釣り場が多く、多くの釣り客で賑わっています。

■納島
小値賀島の北部に位置し、南岸の納島港のすぐそばには亜熱帯地域でしか見られないはずのアコウの群落があり、来島者を歓迎してくれます。
ピーナッツの生産地として有名な島です。

76 納島

77 納島

78 納島

79 納島

■アイランダー機
操縦席を入れても9席の小さな機体です。炎天下の機内は蒸し暑く 真冬は足元から冷え込み決して快適とは云えないものですが大型の旅客機では味わえない臨場感溢れる愉快な飛行機です。
雲の中での飛行は視界ゼロ、遭難したらこのまま天国へ行けるだろうかと不安がよぎりますが視界が開けている眺めはそれらの不快感を忘れさせてくれます。

80 機内

81 操縦席

82 機体 (小値賀空港)
update  2003.12.29
renewal 2007.06.08

★お願い
地名の表示や記載内容、その他についてお気付きなカ所がありましたら こちら までご連絡願います。